空間噴霧でも毒性なし
北海道大学(札幌市)などの組織の研究者らで構成された「次亜塩素酸水溶液普及促進会議」は11日に記者会見を行い、次亜塩素酸水の今後の普及と正しい使い方を発表した。
同会議では、本来新型コロナウイルスに有効である次亜塩素酸水の普及が阻害され、感染が広まる危機感を持っており、「政府は国民の命と健康を守るため医療機関、高齢者施設などを始めとする必要な個所への次亜塩素酸水の配布と備蓄を進めていただきたい」としている。
北大、帯広畜産大学(北海道帯広市)の研究結果により、
次亜塩素酸水の新型コロナウイルスに対する有効性が証明され、
さらに弱酸性次亜塩素酸水を過剰噴霧した想定実験においても、人体に有害ではないとした。
室内空間において、微生物・ウイルスの存在数は空気中より固体表面の方がはるかに多い。「空気中の浮遊菌の制御は換気などで対応可能だが、固体表面の付着菌は除去できない。しかし次亜塩素酸水の空間噴霧により、室内環境の空気中及び床面・壁面など固体表面のウイルスも除菌することが可能」とした。
独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE・東京都渋谷区)は、経済産業省の要請を受け、新型コロナウイルス感染拡大に対応し、アルコール以外の消毒方法の有効性評価を進めている。
引用元:週刊高齢者住宅新聞より